rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第2章 rain of teardrop-2
「ン・・・」
「!・・ッ・・・、め・・やだ・・・舐・・いで・・・」
「ハァ・・・、フフッ・・なんだ・・・意外に気持ち好さげじゃねえか・・。な・・・耳の他にも教えろよ・・・、もっと舐めてやる」
ナッシュは名無しの頬を何度も撫でながら小さな耳に指を伸ばすと、その曲線をいやらしくなぞった。
軟骨の通る部位は強かに、耳たぶや穴の中はその卑屈な言動にそぐわず、意外と繊細に。
前屈させて唇が近付いたと感じた矢先、逃げる初動が遅れて舌をゆるすと、名無しは大きく声を上げた。
手指以上の刺激が突如浴びせられれば、シートに付いていた彼女の背が、ぴんと一度激しく跳ねる。
「ひ、ぃ・・、あ・・・ッ」
ナッシュは耳を愛撫しながらぷくりと勃った名無しの乳首に視線をやると、その触れて欲しそうな部位に腕を移動させ、それを執拗に同時に攻めた。
指先で強く、時にもの優しく・・・乳輪にまで浮かんだ鳥肌を暗がりのもととらえれば、嫌でも彼女が感じていることを自分とシルバーに周知させる。
更にナッシュは、喘ぎ声の他に大きくなった、名無しの下半身から聞こえる音を今よりも響かせる為、舌での愛撫を耳から胸へとすぐさま移した。
そこが気持ち好いことなど大体の女に通ずるものだ・・・名無しだって例外ではないことは、その嬌声を以って、既に二人に伝わっていた。