rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第2章 rain of teardrop-2
シルバーは名無しに再び覆い被さると、二人きりになったことへの悦びからしつこいほどその巨体をなすり付け、彼女の胸の感触を堪能した。
体格差を諸共せず、胸元同士を摺り寄せ合って、そのやわらかな体感に混ざる硬いものに高揚感を覚える。
首筋に噛み付かれ、そこを舐め回されたことで興奮して、ぴんと勃起した名無しの乳首にシルバーの矛先が向けば、それを弄ぶことでシルバーはより彼女を取り乱させた。
当然そのあいだもずっと律動は続けられており、同時に身体に舌を這わせることで、徐々に名無しの陰部は、今以上に官能的な体液を分泌させていた。
蜜によって増してゆくその生あたたかさは、シルバーの性欲を更に駆り立てた。
「抜いて・・・お願い・・します・・・、本当に・・ッそれだけは・・・」
「ハハ・・・そんな可愛くおねだりされたら迷っちまうなあ・・・、どうするかなぁ?」
「・・!!あ・・・」
「ま、訊けねえけどな・・・、ん・・あー出ちまう・・」
「!ふ・・・、ぁぁ・・・あん・・!!や・・抜―――ッ」
「アーやべえ・・・出・・ッ・・・、一回出すぜ・・・あ・・ッ、ア――」
「ッ―――」
獣のように焚き付けられた男の情欲を抑えることができるとすれば、それは身体に溢れたものを外へ出すほか道はないだろう。
名無しにだって分かっていたことだ。
愛し合う男女が、そうすることで深めてゆくものがあるのだから・・・。
ただ、凌辱されていても男の欲望を叶える手段がそれしかないことが、辛辣な事実として名無しを苦悶させる。
シルバーのその声を耳にした瞬間、聞き入れられない精一杯の懇願を続けることしか出来ない自分の無力さ。
全身に鳥肌が立ち、同時に悲鳴を上げる心。
名無しは衝撃と鈍い快楽を植え付けられながら、シルバーの絶頂をその身に伏せられた陰部で実感した。