rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第18章 teardrop after Ⅶ
シルバーはその後、名無しに赤色を残した顔も知らない相手に文句を一言垂れながら、うまく気持ちも行動も切り替えてみせた。
頭で考えてというよりは、それこそ本能型が働いたのか、もう性を満たしたいという欲求に限界がきていた上での派生された言動なのだろう。
彼の服は下着の中も、名無しをソファに押し倒していた時点で既にぎらついていた。
交わりたいという思いが高まるばかりだったのも無理はない。
見知らぬ男の付けたものよりも濃密に、いやらしく・・・ひとつ痕を残すと、そこからのシルバーは止まらなかった。