rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第1章 rain of teardrop
「ッ・・―――っぐ・・・、がは・・・ッは・・ン・・」
「アーー・・・、フゥ・・・こんなことなら、約束なんざとり付けるんじゃなかったぜ・・・。まあでも、上手にヌイてくれてありがとよ~・・・名無しチャン?」
「・・ッ・・・、ふ・・」
「まあ、あっちはあっちでアリだからな・・・ハハッ。んじゃ、また今度相手してくれな。―――じゃあなシルバー、あとはお好きに」
同じように二人目の、その感触も味覚も違えた、気味の悪い白濁を喉奥へと通される。
一人目よりも量も多く、そして濃度も深く、また噎きたいという思いが溢れるものの、当然それらが叶うわけもなく・・・。
立て続け、口元に二度射精されて、名無しは零す涙のあまりに目元を赤く充血させていた。
その後はというと、直後に男二人は服を整え、すっきりとした顔をして本当に出かける準備に取り掛かっていたのだから、変わり移りゆく展開に言葉も出なかった。
実際二人はそのまま、瞬く間に車のスライドドアに手を伸ばし、シルバーの健闘を祈るとでも言いたげに捨て台詞を残し去って行った。
そんな状況に残っていたシルバーが再び下衆な笑みを浮かべ、とうとう名無しと二人きりになったことに至極高笑いを浮かべたのもまた、彼にとっては自然の流れにすぎなかったのだろう。
勿論、そのときの名無しには何もできなかった。