• テキストサイズ

rain of teardrop【黒バス/ジャバ】

第1章 rain of teardrop



何度も喩える様に、涙の意味などこれっぽっちもない。

処理器同然に扱われ、オモチャと同様の扱いしか受けられなかったのだから。

名無しは両手を塞がれたまま一人目の射精を口腔に浴びると、出した男の、射精の瞬間とその直後との声のギャップに殺気にも似たオーラを感じ、ただただ怯えを見せた。

精液を吐き出し、車を汚したらどうなるか・・・その一言にも今以上の危険を感じてしまう。
それは他の男とシルバーを見た瞬間にも自ずと汲み取ってしまい、悪い笑みを零すその裏側に潜む、なにか恐ろしいものを悟らずにはいられなかった。


凌辱される以上の危険など、もうひとつしかない・・・。
まさかそんなと思っても、そのまさかも否めないのが、拍車を掛けていた悪名高く知られるこの男たちの所以。

その嫌さ加減と拒否のあまり、名無しは喉を傷めながらも、必死に一人目の精液を飲み込んだ。

メリットなんて、口を開けて大きく呼吸が出来ることしかなかったし、飲んだら飲んだで、本当にそうしやがったと罵声が飛ぶ。

仕上げに発散させた男の陽物を最後まで絞るよう強要され、清掃すると、一人目は名無しの傍から素直に離れ、その齎された快楽には満足げな表情を零していた。


/ 428ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp