• テキストサイズ

rain of teardrop【黒バス/ジャバ】

第15章 teardrop after Ⅳ



「ン・・ッ・・・、は・・」

「・・・ねえ、いい?」

「っ・・・あの・・でも・・・」

「だめって言われても・・・止められないかな・・・ん・・、・・少しだけ。ね?」

「・・・っ・・」




こんな展開、起こりうることだと予測は出来ていた筈だ。
いよいよキスをされ、まともな恋愛をこれから始められるか否か・・・たとえ大袈裟でもそんな岐路に立たされる。

運転席から無理やり上半身を傾け、伸ばされた腕が名無しの手から頬へと移ると、彼は舌を出して口腔をやんわりと攻めた。

交わされた控えめなそれが、これが普通のキスなのだな・・・そう思う。
名無しは、彼の手が更に自分の頬からリクライニングバーに伸びたことを確認すると、鼓動が速くなってゆくのを実感した。


/ 428ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp