rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第1章 rain of teardrop
聞けたものじゃないその中身。
連れの一人がシルバーに話していたのは、まだ女と寝る予定があることを匂わせる旨のそれだった。
勿論、もう一人もそうだ。
要はシルバー以外は此処で一度発散し、その後車外へと出かけるという話だった。
密室で複数に囲まれていることも相当だったけれど、名無しはここでまた、シルバーと二人きりにさせられるという事実が近付いていることに混沌、狼狽した。
強く打ち付けられて咽び声があがる。
ぴったりと覆われていた大きな体躯は上半身から退けられても、下の繋がりは消えそうもなく、その太い肉に圧迫され続けている。
「や・・・!っむ・・、んん――」
名無しがまた悲鳴を上げようとすると、その華奢な頬は男の手に捕らわれ、口元には再び陽物を含まされた。
シルバーを除いた男二人分、その口で射精するまで・・・。
無論、上下の口を宛がわれなかった残り一人が暇を持て余すことはなく、その男は自身が粘膜と絡むまでは、しっかりと名無しに手淫を強要していた。
汗の滲んだ小腋にだって挟ませて、各々が下品な笑い声を浮かべ、艶めかしい身体を弄び辱める。
そんな折、名無しが三人同時に攻め立てられていたあいだ、終始陰部を独り占めしていたシルバーはふと自身の携帯に手を伸ばす。
そして何度も何度も、容赦なくシャッター音を車内に響かせていた。
「!!んん――・・・ッ、・・ふ・・・――」
「ン・・ぐ、ァ・・・――!!あー・・・、っ・・そーら・・・汚れたら怒られちまうからな、うちのリーダーに。――しっかり飲み込めよ?」