第14章 teardrop afterⅢ-2

「あ・・ぐ・・・ッ・・んん・・っんぐ――？！」

「・・、・・・ハァ・・おっと・・・、イキそうだったのか？」

「ッ・・・」

「はは・・・嫌そうだったから離しちまったよ・・そんなにイキてえなら・・・つっても話せねえのか。咥えさせると毎回こうだ・・・ほらよ」

「！・・・ぐ、・・ハァッ・・がは・・、――！ひ・・やめ・・・」

「・・・・」

「いや！・・・そんなの挿入んな・・――ッ」

「・・・なんつったよ？今・・・挿入ってるぜ？ハ・・・ハハッ！」




ねだらせると決めたばかりだ。

が、シルバーは唐突に思考を変え、名無しの絶頂をとことんまでお預け状態にさせる。
浮かべていたのは安定して悪い表情だ。

含ませていた玩具をおもむろに抜いてやると、竿と舌先に絡みつく、橋を作っていた彼女の唾液が重力に従い、そのままじっとりと腹上に零れ落ちる。

再び少しだけ電源を入れ、また切れば、怯え顔ももう一度見せて名無しは慄いた。


またそれを含み直させられるのか・・・。
そう思った矢先、シルバーの玩具を持つ手は、じゅくじゅくと熟れた名無しの下半身へと向かっており、やはり彼女に絶望をちらつかせていた。


内腿を掴まれ、陰部を大っ広げにさせられる。

自分の唾液の所為で艶がかっていた玩具の竿は、先端が、体内にじっとりと挿入されてゆく。

どんなに叫んでもシルバーの手が止まることはなく、その瞬間を、名無しは最後まで見ていることしかできなかった。