rain of teardrop【黒バス/ジャバ】
第12章 teardrop afterⅡ-5
「・・・ッ・・」
「ちゃーんとキレイに掻き出してやるからな・・・それからオレ様のをまたたっぷり流し込んでやる・・」
「っ・・・」
「、・・ハッ・・・そしたらまた掻き出さねえとな!・・・のぼせんなよ?名無し」
シルバーは名無しを抱えたまま、まだ湯気の残るその中へ入ると、彼女を洗い場に下ろした。
そして少しぶり、シャワーバルブへと手を伸ばした。
小刻みに震えていた、女性らしい肉付きの華奢な足は、下半身の中心から内腿に白濁が垂れている。
未だ残っていたナッシュのそれ。
当然の如くまだ濡れているのを見越して、シルバーは躊躇なく名無しの陰部に指を添えた。
「ひ・・・ッ」
腿から膝へ、そして踵を辿り、シャワーの湯で薄まった精液が体外へと掻き出されてゆく。
これで終わりではないと分かっていたのは、既にシルバーが宣言していた所為だ。
「あ――・・・ッ・・」
大きな男の欲望がまた、上下の口を違えて腹を犯す。
喘ぐ気力さえ失いかけていた名無しの虚ろな目が、自らを支える為に手を伸ばした、曇りがかった浴室の姿見にぼんやりと映る。
その表情はただただ、背後から彼女を抱くシルバーを興奮させていた。
「・・・――」
そのときの企みに満ちた顔と、淫水に溺れている顔・・・ふたつのそれを零すシルバーを、名無しが見ることは最後までなかった。
teardrop afterⅡ
20180204UP.