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第14章 決戦
「・・・気のせいか・・っ!!」
顔を前に戻したところで、首に衝撃が走る。
勿論、当てられはしたが、わざと首だけ少し前に出し、衝撃を和らげ、気絶は避ける。
そして気絶したようにそのまま、崩れ落ちる体は、誰かに抱えられていた。
こうも思い通りことが運ぶとある意味怖いな。
内心、そんなことを考えながら、自分を攫う者たちに、取り敢えず身を任せた。
そして、その光景は、予定通り、斥候が目撃していた。
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