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恋の花

第2章 恋の種まき


大広間に幸村が着くと、足軽、お館様と佐助が食事をしていた。 もちろん幸村を呼んだ優実の姿もあった、幸村は佐助の隣が空いていたので座った、すると佐助が箸で卵焼きを割って口に入れ飲み込んだあと幸村の方を向き話しかけた。

佐助「旦那朝から稽古してたの?」

頷き幸村は答える、ご飯茶碗を左手で持ち右手には箸を持って。

幸村「うむ朝の稽古は気持ちが良いぞ佐助もやってみたらどうだ?」

冷たい目で佐助は幸村を見て、ご飯を一口食べて溜め息を付き言う。

佐助「旦那俺様さ結構苦労してるんだけどさ朝から庭掃きに、洗濯に、朝ご飯作りそれから・・・・」

佐助が横を見ると幸村はご飯を食べていて佐助の話しなど、耳には届いてはいなかった。 聞いていたのが優実だった真っ正面で座っていて聞いていた、不安そうな顔して佐助に話し掛ける優実。

優実「あの・・・大丈夫ですか? 何かお手伝いすることありますか佐助さん」

佐助は目を輝かせていた、幸村は茶をすすりその会話を聞いていた。

佐助「本当? ありがとう! 優実ちゃんは優しいねぇ〜じゃあ午後一つ頼まれて・・・」

幸村「佐助自分の仕事をきちんとこなせ、午後の茶の団子減らすぞ」

どうでもいいそんなのは佐助にとって給料をまともに、払ってほしい。 幸村から渡してもらう安月給だった、侍女がやるような仕事と夜は忍の仕事たまれて、さらにお館様に昼間から忍の仕事を頼まれて行くが、お館様から依頼された給料を請求を言ったら幸村に払ってもらえと拳骨喰らうハメに。

あれは痛かったおまけにそれを旦那に話しをしたら、団子一個おまけとくれた俺様が食べたのは三つ食べた。 普段は二つだけ、それがほぼ給料みたいなもんだ。 佐助は渋い顔をして言う。

佐助「じゃあ俺様と優実ちゃんと二人でやればよくない?」


優実「私はお役に立てれば問題はないですお邪魔じゃなければ」

肝心の幸村は佐助を睨んでいた、なんだか自分が悪人扱いされたみたいで。

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