第2章 恋の種まき
幸村は優実が来たことに疑問を思ったどうして俺の居るところが分かったのか、そして自分に何の用事があるのかを。 しばらく互いを見つめたままだ幸村は女性とあんまり話をしたことないから、戸惑う最初に口を開いたのは優実であった。
優実「あの朝ごはんと呼びに来たのです」
幸村は驚いた顔をする客人に手間を取らせたからだ。
幸村「客人なのに某のために手間をかけさせてすまぬ」
優実は笑顔で返す
優実「いえこれくらい居候なので当然のことです」
幸村は不思議な気分だった客人であれば何も、しなくても良いのだからしかし、逆に役に立ちたいと下手をすれば、 捕虜の身お館様に殺されるかもしれぬ立場なのに。 不思議なオナゴだと幸村は思った誰かのためという気持ちは心より理解出来る、某にもお館様の役に立ちたい一心で槍を振るっておる。
幸村「分かった槍を置いたら直ぐに大広間に行く」
優実「はい、わかりました私はこれにて失礼つかまつります」
優雅に綺麗なお辞儀をして優実は綺麗な歩き方で、幸村に背を向け大広間に向かって行った。 幸村はその後ろ姿を見てどうして客人でありながら、捕虜の身の上なのに役に立ちたいと思うのか槍を自室に置き大広間に、着くまで考えていた。