• テキストサイズ

恋の花

第8章 白い椿


優実視点

次の日私と幸村さんは馬には乗らずに徒歩で向った。

城下を歩くが会話がない二人の間には、距離を置いて歩いてる。

かんざしを付けてきたが幸村さんは団子が好きだったよね? 甲斐の城に居た時も食べてたし。

優実「幸村さん途中で茶屋を見つけたら入りませんか?」

幸村「甲斐はもうすぐ出ますゆえ、甲斐以外の茶屋もいいですね、是非甲斐以外の茶屋に入りましょう」

良かったー断られないで夕方には次の町へと着いていた、茶屋で美味しい団子を食べて宿も見つかり夕餉を食べた後、温泉に浸かっていた。

優実「想い伝いたこのあるれそうな気持ちを」

次の日朝餉を食べて村から出てまた歩く二人きりの森を歩く、言うなら今しかない私は大きく息を吸って幸村さんに話しかけた。

優実「幸村さんあの」

幸村「なんでしょう?」

優実「夕方には村に着きそうですか?」

幸村「はい、この調子で歩けば」

違うー言いたいことはそうじゃない、言いたくても言えない私。

夕方には村に着いて宿を見つけて夕餉を食べて寝ようとしても寝れない。

廊下に出てみると今日は満月で綺麗だなぁ後ろから声がして見てみると、幸村さんだった。

幸村「こんな所にいたら風邪引きます」

優実「今日は満月ですね」

幸村さんは私の横に座って月を見上げ、私を真剣な目で見て言った。

幸村「優実姫は一国の姫とわかってますゆえこんなこと申されましても、困ると分かっておりますれば姫は綺麗で可愛くて、優しくて、何でも出来て、料理も出来て俺とは釣り合わない人間ですがこの気持ちは、誰にも負けません優実姫が好きです」

嬉しいよまさか幸村さんから言ってくれるなんて思わなかった。
/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp