第5章 冬の季節 蕾みは冬を乗り越えろ
俺は佐助を無視をしてお風呂に向かうきっと泥まみれの理由を聞きたくて、退き止めようとしたのだろうさっさと風呂に入ってさっぱりしよう。
優実視点
風呂に入ると疲れ取れるなぁ、午後に侍女の手伝いが遅くなったから今風呂に入ってる武田軍はお風呂が一つかしかない侍女は十五人しか居ないから、夕方か朝に入れと言われているのだが今回は武田信玄の計らいで、男子の交代を遅くしてもらった。
湯着を着て入ってるが透けている、お湯に入ってると誰かが入って来た私は思わず湯船の中に身を潜めた、湯船の中で考える足軽さんは武田信玄の計らいで入らないようになっているじゃあ今日唯一出かけてて聞いていないのは? あの大広間に居なかったのは? 横でチャポンと湯船に入る音がする私の存在には気が付いていないようだ。
真田さんだあの大広間に居なかったのは、じゃあ今横にいるのは真田さん? 体が熱くなってきたし、息も限界!
私が勢い良く立ち上がると真田さんがこっちを向く驚いた顔をして、誰でも驚く自分だけ入ってるのかと思いきや誰かが入ってたのだからけれど私の場合別だ、私だけの片思いの相手きっと真田さんはそんな事気にしない嫁入り前だけをきにする、私に対して恋愛感情なんて芽生えていない。
沈黙が流れる私はお湯の熱さと自分が心臓の鼓動が熱い体温が上がるのが分かる、真田さんも立ち上がり言う。
幸村「すまぬ」
優実「・・・・・私・・・上がります」
幸村「優実姫!」
私は脱衣所で湯着を脱いで着物に着替える、心臓の鼓動が収まらないよ肌に触ると熱いお風呂に入ってこんなに熱くはならない耳に手をやるとすごく熱を持っている廊下に出ると侍女が通り言う。
侍女「どうしたのですか? すごく耳まで真っ赤ですお風呂の入りすぎは体に毒ですよ」
優実「はい」
侍女「夕餉行きましょうか?」
優実「そうですね」
私は侍女と大広間に向かった、この子は初恋とかあるのかな? 聞いてみよう。
優実「今現在でも過去に初恋ってしましたか?」
侍女「何ですか突然? ありましたよでもその初恋の人は戦で亡くなりました」
聞いちゃいけなかったかな? どうしようなんて言ったらいいのかな言葉が見つからないよ。
侍女は私の方を振り返り笑顔で言う。