第5章 冬の季節 蕾みは冬を乗り越えろ
幸村視点
俺は考え事をしながら大広間に向かっていたお館様に呼び出しをくらっていた、でも俺にもお館様に話したいことがある。
しかしあの伊達政宗が何故結婚なんて、よりによって優実姫なんかと嫌がらせ? 挑戦状? 好敵手だからか? 北条氏政に興味が? 同盟ってことだよな結婚するってことは、なぜ? 分からぬ直接聞きたい! お館様に言おう! 出かける許可を!
佐助「・・な・んな・・・旦那」
徳川殿は北条殿と親しいから同盟をするのは納得がいく、政宗殿が何故?
佐助「旦那!!」
ん? 佐助かぁ驚いた俺は後ろに居る佐助の方を振り返った。
幸村「なんだ佐助」
佐助「なんだ・・じゃないよそのまま歩いてたら庭に盛大に転んでたよ」
足元を見ると寸前で止まっていた確かにこのまま進んでたら、庭に落ちていた。
幸村「ありがとう佐助」
佐助「うん、それよりも大広間通り過ぎてるよ」
佐助が指差した方向は左を見ると通り過ぎていた、左の方向に向かって大広間に繋がる襖を開けて俺はお館様の前に正座で座る、見上げるとお館様は腕組みをしていて怒ってるように見えた、お館様が口を開いた。
信玄「遅いのは何故か?」
幸村「某は優実姫に話があり遅くなりもうしたもしわけございません、お館様」
信玄「話しとは?」
話し? 優実姫に話した内容だろうか?
幸村「謝ってきたのです口も聞かず申し訳ないと話をしただけです」
完全にお館様は怒ってる? いやいや今すぐ行かなくちゃ行けない所がある、それに報告をしなければいけない!
幸村「お館様あの優実姫が言っていたのですが徳川か伊達に嫁にいずれ行くと、しかし伊達政宗殿は某の好敵手! 何故結婚をするのか知りとうございまする! 何故優実姫だなければいけないのかを理由が知りたいと思い、今から奥州に行こうと思いまする!」
しばらく沈黙が続く殴り合いになるのか?
信玄「答えを得るか行って来い生きて帰ってこい」
後ろに居た佐助が口出しをしてきた
佐助「いいですか? お館様?」
信玄「ふん伊達の小倅に答えを聞きたい幸村を反対せん答えを聞きたいだけだろう」
ならば! 二層を持って向かうのみ!