第1章 プロローグ
私の目の前には頭には赤の被り物に陶器、上はオレンジ色で虎を現している風林火山と書いてあった私はこの人が噂に聞いていた、武田信玄だと分かった。
隣には赤の鉢巻をして髪は茶色で上下赤で六文銭の首飾りをしている、武田信玄が口を開いた。
信玄「来てもらうがいいか優実姫」
私は一礼して言う
優実「はい」
信玄は笑うが赤い鉢巻の人は言った
赤い鉢巻の人「某は真田源次郎幸村」
私は甲斐に連れて行かれた、甲斐に着くと私はひとつの部屋を用意された人質にしてはいい部屋とゆかこんな豪華な部屋いいのだろうか? 案内した侍女が言う。
侍女「早速で悪いのですがお館様がお呼びです」
優実「はい」
侍女に私は着いて行き大広間に着き侍女は障子の前で座り言う。
侍女「お館様、優実さんを連れてまいりました」
障子の奥から信玄の声が聞こえた
信玄「入れ」
侍女は障子を空けて私は背中を押されて障子を閉められる大広間に居たのは武田信玄のみ。
私は武田信玄の前に座り口開くまで待つ、私からは何も言うことも何もないから。
信玄「顔を上げよ」
私は顔を上げて信玄を見る、信玄はニコと微笑み言った。
信玄「そなたは捕虜の身だが、一国の姫の扱いつまり客人として扱う」
私は信玄の言葉に驚いたまさか捕虜の身でありながら客人だなんて、本当にいいのだろうか? 私は勇気を出して聞いた。
優実「あの私を客人として扱ってもいいのですか?」
信玄はうなずき言う
信玄「よい、しかし似てるな」
似てる? 誰に? 私は訳が分からない顔をしていると信玄は笑い出す。
信玄「くっ・・ははははは本当に似ておるはその顔!!」
ますます分からないしばらく笑う信玄落ち着き言う
信玄「すまぬ優実姫があまりにも幸村に似ておってな」
優実「はぁ・・似てるですか」
私は信玄にゆっくりせよと言われたが申し訳ないという気持ちだ私は侍女を捕まえる。
優実「先ほど私の案内をしてくれた侍女にお礼をしたいのです」
侍女「畏まりました部屋でお待ち下さい」
私は懐から包みを取り出し眺める、しばらくすると障子が開くさっき案内をしてくれた侍女が現れる。