第5章 冬の季節 蕾みは冬を乗り越えろ
手紙内容
慶次君へ
『私は慶次君に相談したくて手紙を書きました、真田幸村さ
んと普通に話しをしたいのに、私の心臓が高鳴って口が開け
ないのです。 頭のなかにはモヤモヤとしていて真田さんの
顔ばかり浮かんで目の前にしたら、顔が熱くて病気かな?』
私は親しい足軽さんに手紙を出してもらった、机にある手ぬ
ぐいに包まれたかんざしを手に取る手紙を読み返す。
『優実へ
嫁ぐ時に渡します』
嫁ぐという字が胸が痛くなるもう直ぐ慶次君が言っていた伊達か徳川の嫁になる、でもそれはおじいちゃんに恩返しできることかもしれないけどこの頭のモヤモヤがはれるまでは嫁にいきたくないよ。
三日後私は部屋でくつろいでお茶を飲んでいると足軽さんが襖を開けて手紙を置いて去ってしまった、私は手紙の差出人を見ると慶次君からだった。
手紙内容
優実ちゃんへ
『恋じゃないのかい? 改善の方法はないんだごめん役にた
たてなくてでも気持ちを素直に、真田幸村に伝えたらどうだ
い? 恋は病気じゃないから恋の花もう直ぐで咲きそうだね
俺はいつでも応援してるから優実ちゃん頑張って』
恋の花かぁ私はどんな花が咲くのかなぁ楽しみ、頭痛がする倒れたまた意識を失った。