第2章 恋の種まき
優実視点
あぁ誰かが呼んでるけど意識が遠くなる夢をまだ見ているの?
あれ世界が暗いよここは何処?
???「せまやに頬寄せて口づけよ届かなし届かなし」
なんの歌? 女の子の声がする・・・歌声はなんだか寂しそう、さらに声がまたした
???「兄様市ね頑張って華を摘んでるの」
華を摘んでる? 市? 聞いたことある浅井長政の妻であり織田信長の妹、お市第六天魔王だと・・・声だけ聞こえる姿が見えないでも悲しそうな声だ織田信長が亡くなって悲しいの?
???「余は滅せぬ、優実姫よ我の力をその体に乗り移させ我の復活を手助けせよ」
わけが分からない誰? 私の名を何故知ってるの? 何この力は? なんだか体がみなぎる力は? まるで体が軽い。
まぶたが開きそう、眩しい光? あれ慶次君?
慶次「目が覚めたかい? 良かったー!!」
真田さんの姿まである何で私は一体?
幸村「一ヶ月も目を覚まされませんでしたから心配しました」
えっ? 一ヶ月も? そんなに私寝てたの? 一日かと思った。 謝らなくちゃ
優実「すいません真田さん」
私が起き上がろうとすると慶次君と真田さんが止めた。
慶次「いいよそのまま寝てて優実ちゃん大丈夫?」
優実「はい体がだるくなく軽いです、体が軽くて飛べそうです」
慶次君はいい笑顔で笑うけど真田さんは心配そうに私を見ていた。
幸村「無理しないで下さい、某はお館様に知らせて来ます起き上がらないでください」
真田さんが部屋をでると慶次君はニヤリと変な笑顔を見せた。