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恋の花

第2章 恋の種まき


俺はさっき前田殿が言っていた聞きたいこととは何だろうか? もしかして武士の道?

幸村「前田殿聞きたいこととは?」

前田殿は茶をすすり頷き答えた

慶次「あのさここに北条優実ちゃんいない? 北条のじっちゃんにここだと聞いてさ」

確かに居るが答えても良いのだろうか? けれど答えたどころで風来坊だし、敵情視察ってわけじゃなさそうだ。

幸村「いるが」

俺がそう答えると前田殿は立ち上がり見下ろして言う。

慶次「久々に話しがしたい案内してくれるかい?」

幸村「うむ」

俺は案内した状況は優実姫の部屋に行って説明しよう、もしかしたら知恵をかしてくれるかもしれぬ。 部屋に付き障子を開けて寝ている優実を見て前田殿は驚く。

慶次「これは? どうゆうことだい?」

幸村「見てのとうり生きてはおられるが、眠り薬を屯所内の誰かに大量に飲まされ一ヶ月程目を覚まさない」

その言葉に前田殿は優実姫の側に行き話しかけた。

慶次「前田慶次だよ! 目を覚ましてくれ!!」

酷く悲しんでる前田殿を見て俺はどうすることもできなかった。
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