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恋の花

第2章 恋の種まき


明美は優実の近くに来て、お茶のコップを見て言った。

明美「あの良かったらお茶入れましょか? お疲れでしょう? すいませんあんなに大量に洗濯物を頼んで」

優実「いえいえ、私の要領が悪かっただけでさから」

お茶を明美が継ぐと優実がそれを飲む、また継がれ飲む、 急須のお茶が無くなるまで。
普通はこんなにお茶は飲ませないが佐助は、食事をしていたので気がついていない幸村も見てはいなかった 武田信玄も見てはいない。

昼餉も終わり優実が庭の散歩をしていると、幸村が庭で槍の稽古をしていたのを見かけ話しかけようとした瞬間のことだった。

優実「真田さん・・・あれ? ・・・」

優実は倒れた幸村は驚いて走って抱える状態でひたすら、体を譲る。

幸村「優実姫? 優実姫!!」

かなりデカイ声出すが目を覚まさない、息を確かめると息はしていた。
佐助が通りかがり驚いた顔をして幸村の元に行く。

佐助「どうした旦那? これはいったい?」

幸村「優実姫が俺に話しかけようと、歩みよってきたのだそしたらこの場に倒れた息はある」

佐助と幸村は優実を部屋まで運び布団に寝かせて武田信玄に話をした、それを聞いた信玄は腕組みをして考えてこんだ。

信玄「さっきまで異変はないように見えたがのう? 幸村に近寄って来た時に優実の顔色はどうじゃた?」

幸村「普通でした」

さらに頭を悩ませる信玄に対し佐助は、もしかしたらと言う。

佐助「お館様もしかしたら眠り薬かもしれません」

信玄「眠り薬じゃと? 誰が仕込んだ? いやそんなこと言ってる場合じゃない、もしこの屯所内で薬を仕込んだ者がいれば薬の貯蔵庫で減ってる、とことになる幸村が確かめよ」

幸村頭を床に付け言った

幸村「はっ! 直ぐに確かめます!! その役目必ずや果たしてみせましょーぞ!!」

幸村はそう言って貯蔵庫に一直線に走って行った、佐助は心配そうな顔をしていた。

佐助「大丈夫かな旦那分かるかな?」

信玄「大丈夫じゃ箱には薬の名前が書いてある、それより佐助に仕事じゃ」

しばらくたって佐助は信玄の依頼を受けて消えた、薬の貯蔵庫では幸村が探し回っていた。 貯蔵庫には色んな種類の薬がある、佐助が忍の仕事で主に使う物やら塗り薬など沢山ある。 幸村は眠り薬の箱を探していた。
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