第2章 恋の種まき
その影の者は佐助が見ていたもちろん小声の独り言も聞いていた、影の者が去ったあと心の中で思う佐助。
佐助『あの侍女そういえば最近旦那の周りをうろちょろしてるな、しかも私の物のか旦那のことを言っていたな不穏な動きありだなうちの屯所にもね』
佐助はお館様の依頼を受けるため消えた、一方幸村と優実は皿を台所に持って行った。 当時台所には水道洗い場はなく井戸で汲み、食器を洗っていた 炊事場だけの場所だ。 皿を棚に仕舞い幸村は稽古場、優実は自室に向かった。
自室に行くと手紙が畳の上に置いてあった。
『優実へ
ワシは体は元気じゃが心配で文を横した風魔に頼もうとしたが、あやつは別の任務がある故足軽に頼んだのじゃ武田信玄は卑劣な真似は、せんじゃろう? きちんと食べているか? ワシなら優実がいなくて寂しいが、頑張って政り事をしている。 優実の事じゃどうせ侍女の手伝いをしいるのじゃろう? 小田原城でもやっていたしのう〜体には気を付けてな。
北条 氏政より』
優実は嬉しいおじいちゃんに忘れられていないどころか、心配までしてくれて優実は早速返事を書いたそれを足軽に渡して小田原城まで届けてもらった。
『おじいちゃんへ
私は元気で食事はきちんと食べています、武田信玄はとてもいい人で私を、捕虜じゃなく客人として扱うって言ってくださいました。 でもまだ幹部の人から見れば捕虜扱いです。 でも若き虎とは仲良く話しも出来てます、その部下忍の猿飛佐助さんが気さくで話しやすい友達です、侍女にも知り合いが出来て上手くやっています。 小田原城の皆は元気ですか?
優実より』
とおじいちゃん宛てに書き優実は侍女の明美の元に向かった、洗濯の仕事をしてるから手伝いに。
庭に行くと侍女が二人と明美がいた、優実は近くに行って話しかけた。
優実「あのよかったら手伝いましょうか?」
侍女「でも悪いですよ、朝も手伝っていただいたのに」
明美はにっこり笑顔で他の侍女二人の、手首を掴み言った。