第3章 仕事後のデキル女...
ご飯を食べ終え、気づけば20:30頃。
「ふぅ。お腹いっぱい。」
男「ごちそうさま!!めっちゃうまかった~。」
「それはよかった。」
男「じゃぁ、これ、俺が洗うね!」
「ふふふっ、いいよ。ゆっくりしていって。」
男「いや!俺が洗うっ!」
「ふふ、じゃあ、お願いします。」
男「任せてっ。」
なんだ。この可愛い生き物は。
なんてね。
その間に洗濯機回そうっと。
それから、アイロンかけて。
えーっと。
枕カバー干してたんだった。
カバーしなきゃ。
って、やってるうちに、後輩君は、お皿を洗い終えて、ソファーに座ってテレビを見てる。
たまに私のほうを見てなにやら言いたげ。
ひと段落終わったところで、
「ふぅ。どうしたの?」
後輩君にお茶をついであげる。
男「先輩がオトナに見えるな~ッと思ってた。」
「そりゃ、もう、社会人4年生ですから。」
男「だよね。(笑)すごいな~。俺も先輩みたいになれるかな?」
「どうでしょうね!(笑)」
男「さんは、就職するときどうやって決めたの?」
「私は~、フィーリングだったしな~。でもね!そんな感じで選んでいいと思うよ。私はね!」
男「後悔しなかったの?」
「うん、まぁ、3年働いてみないと自分にあってるかどうかなんてわかんないって言うじゃん?わりと、3年間なんてあっという間だったし、やってみないとわからないしね。」
男「だよね~。うん、ガンバルっ。」
「うん、頑張れ。」
軽く微笑んで、後輩君の背中を押してあげる。
男「じゃぁ、就職試験に受かったらお祝いしてくれる?」
「ふふ、いいよ。そのときは、またご飯作ってあげる。」
男「ええ~、高級フレンチがいい!(笑)それか、、、」
「それか?」
男「先輩がいいな。」
「はいはい、考えておきます。(笑)」
まったく、、
男「じゃあ、帰ろうかな!」
後輩君を玄関まで見送る。
男「先輩!」
「うん?」
男「ん!」
両手を広げる後輩君。
「な、なに?」
男「はぐ。してくれたら。すごいがんばるから。」
なんだこの可愛い生き物は。(本日2回目)