【名探偵コナン】She is my everything.
第6章 〜休日1〜
もちろん、ロッカーに注射器と手袋が片方だけあった。わかりにくい所に。
あずさ『あと燃えカスの説明してなかったですよね。あれは手袋を燃やしたんですよね?』
井戸田「あぁ、そうだよ。その姉ちゃんの言う通りだよ」
目暮「では、署までご同行お願いします」
それは一瞬だった。
あずさ『え?』
沖矢「あずさ!」
井戸田「それ以上俺に近づくな!近づいたらこいつがどうなっても……」
私は井戸田さんに人質に取られた。
ナイフを首に当ててきている。でもその手が震えていて、少しだけ切れたみたい。
あずさ『っ……』
井戸田「怪我したくなかったら動くなよ」
あずさ『はぁ……つかまりたくねーんなら最初からやんなよ!この依存男が!』
井戸田「は?お前死にてーのか」
少し緩んだ腕を見逃さない。
━━━━━━━━━━━━━━ドンっ!
あずさ『ふぅ……』
腕を掴み投げ飛ばした。
沖矢「あずさ……首」
あずさ『大丈夫です…』
沖矢「私がついていながら……」
あずさ『沖矢さんがいたから冷静で居られたんですよ』
目暮「コホン……そろそろいいかな」
あずさ『すみません!後はおまかせ致します!』
とても恥ずかしい。
動機……それは自分を捨てたことへの腹いせ。そして、復縁を断られたから。依存も最悪だ。
ー沖矢sideー
あずさが人質に取られた時は驚いたがその後の行動の方に驚いた。
目暮「ありがとうあずささん、昴さん」
あずさ『また何かあったら言って下さい!かけつけますよ』
沖矢「ええ。あずささん行きますよ」
目暮「首の傷は……」
あずさ『大丈夫です!では後のことはおまかせしますね』
あずさが刑事と仲がいいのはFBIだと知っているかららしい。俺も詳しくは知らない。気づいたら仲が良くなってたからな。
沖矢「あずささん、今日は焼肉に行きませんか?」
あずさ『!なんで私が食べたいものわかったの?』
今日一日食べていたものはカロリー低めの野菜系ばかりだったからなんとなく思ったのだ。
焼肉店にて思いもよらぬ人物に出会った。
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