第2章 壱話
なんて冗談を言い合いながら、運転席に玲也、助手席に勇人が座る。
それを後ろから眺めながらパソコンをいじるのが俺たちの車の指定席だ。
そして帰り道、いじけながら俺はネットで面白い記事がないか見て回っていると、ふと気になるニュースを見つけた。
浩太「なぁ、これ……すぐ近くじゃねぇ?」
玲也「なーに?」
運転席から玲也だけ反応する。
どうやら勇人は爆睡のようだ。
浩太「これこれ!……ん…この、海岸近くで発見されたっていう変死体!ここって、今俺らのいる所から1キロも離れてねーって」
そのニュースには、俺達がサバゲーを行っていた場所から1キロもない距離にある海岸でいくつかの変死体が発見された、というものだった。
ただ、詳しい事はあまり無く、警察の調査が〜云々ニュースのオネーサンは言ってた。