第2章 壱話
浩太「なぁなぁー、玲也ー…?」
玲也「…………」
そのニュースを見せて、うずうずし始めた俺は、玲也に暇つぶしどーよ?ってな感じで持ち掛けるも、
玲也の方はそのニュースを見て固まっていた。
浩太「……玲也?どした?」
不審に思い、顔を覗き込もうとすると、今まで見慣れてきた筈の玲也の横顔が見たことも無いほど、真っ青になっているのに気づいた。
玲也「…………浩太。帰るよ。…勇人、起きて!」
一瞬、腹を括ったかのような、険しい顔で俺にそう言うと、勇人を起こして車を超特急で走らせた。
勇人「ふが……ん、……どうした」
玲也「勇人、アレが起きてしまった。…至急、俺の家から廻っていく。両親に連絡しておけ」
勇人「…………了解した」
急に口調が厳しくなり、険しい顔のまま勇人に指示を出し始めた玲也に着いていけず、ぽかーんとなる俺。
こんな感じ→(゚д゚)
玲也「浩太、それ起きたのって何時ぐらい?」
浩太「え?ぁ…えっと、今日の昼の内に見つかってるから、死亡時刻は……不明?可笑しいな…あそこは人通りも多い筈なのに…多分俺の見立てだと昨日の夕方くらいだと思う。」