第2章 壱話
一番体力のない俺は、車にたどり着くと改造しまくっている後部座席に倒れこんだ。
三人で貯めて買った大きめの7人乗りの車だが、ほぼ俺のパソコン類やらの機材で後ろは埋まっている。
辛うじて俺一人くらいが横になれる程度だ。
玲也「今日は珍しく走ってたもんねぇ~。」
勇人「自分の確認ミスの様だったが・・・少しは体力をつけろ。」
手厳しい指摘をされて言い返せず、狸寝入りをするも二人はそれを見越して更に追い打ちをかける。
玲也「今回はたまたま勇人が傍にいたから良かったものの、スナイパーだけじゃカバーできない部分もあるんだし、少しはオールラウンドにしたほうがいいと思うけどな~」