第1章 あなたが好き
イリーナ先生と教員室に向かった。
烏間先生も殺せんせーもいなかった。
イリーナ「結衣。付き合ったって本当なの?」
結衣「え。うん。好きな人と付き合ってるよ?」
イリーナ「それと随分腰を気にしてるみたいだけどヤったのね!?どんな感じで挿入したの!?教えないとディープキスの刑よ!」
この人、本当にビッチだった。
結衣「え。私は、彼の首に手を回してただけで。」
イリーナ「つまらないわ。もっと他のをせがめばよかったのに。」
結衣「え!?無理!!だって彼、そんなにカルマくんのような人じゃないからわがままのヤツと思われるだけ。」
イリーナ「そんなこと思うはずないでしょ。もっとあんたからも攻めなさいよ!逃げちゃうわよ!そうだ。クラス全員であんたとその彼氏を尾行するから修学旅行の時に時間を作りなさい。」
結衣「そんな!?」
だけど私の言葉も虚しく全員が尾行すると決定してしまった。
業「尾行かぁ。浅野クンの意外な場面が見れる。それをネタにいじり倒せる。」
結衣「カエデちゃん。助けて。」
茅野「私も助けたいけどみんながねぇ。」
渚「僕も助けたいけど茅野と同じかな。」
なんでかな?
放課後に校門の前に学秀くんがいて小走りで近寄った。
結衣「おまたせ。学秀くん。」
浅野「行くぞ。」
手を握られて歩き出した。
浅野「修学旅行の時、2日目の午後に一緒に観光出来ないか?」
結衣「うん!私も同じこと言おうと思ってたよ。」
浅野「そうか。決まりだ。迎えにいく。」
結衣「うん。」
いきなり手を繋ぐのをやめたと思ったら肩を抱き寄せられる。
浅野「今日も来てくれるか?」
結衣「うん!行く!」
学秀くんの家に行って部屋に入った。
浅野「今日、来てもらったのは結衣に触れること以外にもある。」
結衣「なに?」
浅野「結衣と二人で暮らすことだ。理事長と相談したんだが構わないらしい。」
結衣「私の家にする?ここから近いし私の家、新しいし一軒家だから。」
浅野「そうか。来月に引っ越しする。」
そして話が終わると沈黙になった。
学秀くんが私の隣に座って私の手を握った。
学秀くんを見るとキスをされる。
やっぱり大好きだよ