第1章 あなたが好き
学秀くんの指が私の頬にそっと触れた。
学秀くんが触れる度に触れた所が熱くなる。
浅野「顔、真っ赤だ。まだなにもしてない。」
そうなんだけど。
学秀くんがカッコよすぎて!!
結衣「学秀くんが、カッコイイせいだもん。/////」
浅野「/////」
あっ。学秀くんが照れてる!
いい場面だね!
可愛い、写真撮りたい。
なんて思ってたらキスをされる。
離れようとしたら後頭部を抑えられて離れない。
何度も角度を変えてキスをされていずれか舌が入ってきて私の口の中を乱す。
結衣「んっはぁ/////」
腰に手を回される。
そのまま押し倒されて学秀くんがキスをやめる。
浅野「そんなに気持ちいいのか?口の中を掻き回されるやつ。」
結衣「学秀くん!私の困るような質問やめて。」
私の唇を指でなぞる。
するとなぜか玄関当たりが騒がしくなった。
浅野「理事長が帰ってきたのか。こんな時間に。」
結衣「パパさん、登場?」
浅野「パパはやめろ。勉強しているフリなんてしなくていい。第1理事長は、僕の部屋に入ってこない。」
結衣「そうなの?でも学秀くんの部屋ってシンプルだね。ほとんどが白だし綺麗だね。」
浅野「色とか別にどうでもいい。必要最低限の物さえあれば清潔だ。」
言うと思った。
学秀くんは、真面目だから。
結衣「学秀くんは、五英傑の誰と仲が良いの?」
浅野「ほとんどが全員だが、強いて言うなら蓮だな。」
結衣「榊原くん、頼りになるからね。私もE組に行く前に五英傑のみんなに言ったんだよね。学秀くんをお願いねって。」
浅野「結衣。益々、好きになるだろう。」
私を抱き締めながら言った。
私も抱き締め返す。
学秀くんが大好きだよ。
私は。
結衣「学秀くん、大好き。」
浅野「僕もだ。」
もう一度キスをした。
浅野「今すぐ襲いたいが昨日したばっかりだ。無茶だけはしたくないからやめておく。」
結衣「ありがとう。よく、私の心の中を読んでくれて。」
浅野「今日は、帰るか?」
結衣「そうだね。なんかあっという間だよ。学秀くんといる時間。」
浅野「僕も同じだ。帰るか。」
結衣「うん!」
学秀くんの家を出て手を繋いで歩いた。
寂しくなるよ本当に