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甘くて虜になる彼【浅野学秀】

第1章 あなたが好き


朝になった。
重たい瞼を開けながら立ち上がる。
昨日のせいで腰がズキズキと痛む。
私は、制服に着替えてご飯は食べずに支度だけしていた。
髪の毛を結んでリビングのソファに座る。
するとチャイムが鳴った。
私は、玄関に出て飛びついた。

浅野「朝から大胆なことをするんだな。」

結衣「だって、寂しかったんだもん。」

浅野「行くぞ。鍵は閉めたか?」

結衣「閉めたよ?」

そして家を出た。
二人で並んで手を繋いでいた。

結衣「帰り、一緒に帰りたい。」

浅野「分かった。校門の前で待っている。」

業「あっれぇ?生徒会長サマと結衣?」

浅野「赤羽。」

結衣「カルマくん?」

業「朝からお熱いね〜。というか結衣の好きな人って浅野クンなんだね。というか付き合ったの?進展速っ。」

浅野「君に用はない。」

結衣「わわっ!学秀くん!?」

学秀くんは、私の手を引いて早足で歩く。
当然、私はついてこれません。

結衣「学秀くん。速いよ。」

浅野「すまない。結衣。アイツに腹が立っていただけだ。」

歩く速度を遅くしてくれて安心して歩いた。
すると学秀くんがいきなり私にキスをした。

結衣「な…んっ、ちょっ!…どうしたの?」

浅野「したくなっただけだ。」

結衣「学秀くん。」

浅野「好きだ。結衣。」

結衣「知ってる。私も好きだよ。」

そう言って私は頬を赤くしながら向かった。
校舎に着いたら寂しいことにここでお分かれ。

結衣「またね。学秀くん。」

浅野「待て。」

抱き締められる。

結衣「学秀くん?」

深くキスをされて私の頭の中は真っ白になった。
離された。

浅野「またな。結衣。」

そう言って本校舎へ行く学秀くん。
もうっ。
そんなことされちゃもっと寂しくなっちゃうじゃん。
旧校舎に行くと私と学秀くんの噂は広まっていた。

イリーナ「結衣。ちょっと来なさい。」

嫌な予感しかしないのは私ですか?
イリーナ先生ってビッチって聞くけど本当なのかな?
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