第1章 あなたが好き
そして放課後になった。
坂を下りると校門へ向かう学秀くんが見えた。
私は、ダッシュで走って学秀くんを後ろから抱き締めた。
結衣「だ〜れだ!」
浅野「結衣。」
バレた。
なんで分かるんだろう?
浅野「行くぞ。結衣。」
手を握られて歩く。
なんで手を繋ぐんだろう?
結衣「学秀くん。どうして手を繋ぐの?」
浅野「嫌なのか?なら離すが。」
結衣「嫌じゃない。」
浅野「今日。予定あるか?」
結衣「ないよ?スカスカだから勉強しようかなって思ってたところ。」
浅野「なら、話が早い。僕の家に来い。」
命令文だね。
強引なところもあるけどそんな所も好きだよ。
手を引かれて学秀くんの家に来た。
入ると部屋へと案内された。
結衣「学秀くんのベットだ〜。」
思いっきりダイブした。
枕を抱き締めた。
浅野「/////」
結衣「学秀くん?どうしたの?」
浅野「お前が悪いんだからな。」
学秀くんがネクタイを緩めながら近づいてきて覆いかぶさってきた。
ベットIN床ドン状態である。
顔が近い。
浅野「無防備に僕のベットに寝転がって僕が耐えられると思うか?」
結衣「学秀くん?」
浅野「好きだ。結衣。」
結衣「わ、私も。好き。」
恥ずかしくて顔を背けた。
浅野「僕だけを見ろ。」
頬に手を添えられて向かされる。
学秀くんは、ゆっくり顔を近づけて私にキスをした。
結衣「学秀くん。/////」
浅野「結衣がほしい。」
私の制服のボタンを外していく。
浅野「嫌らしい体だな。結衣の体は。」
脱がしてから体の感想を言わなくていいから。
上半身は、下着のみ。
学秀くんは、下着の上から胸を触る。
浅野「下着の上なのにこんなに柔らかい。外すが。」
学秀くんが下着を外した。
恥ずかしくて胸を両手で隠した。
それを簡単に退かされてしまった。
こういうの初めてでこの年になってから処女じゃなくなる。
学秀くんも童貞じゃなくなるんだ。
でも好きな人には見られてもいい気がする。
恥ずかしいけどそう思う。