第2章 欲望
学秀くんと一緒に歩く前にまだ午後じゃないけどなぜかクラスのみんなは、ストーカーのように尾行しながらニヤニヤしてる。
浅野「結衣。疲れたのか?」
結衣「ううん。疲れてないよ?」
浅野「そうか。疲れたら言え。」
やっぱり学秀くんは、不器用だけど優しい。
彼以外考えられないよ。
ずっと思ってたけど手、繋いでないよね?
しばらくの沈黙に耐え切れずに話しかけた。
結衣「学秀くん。どこに行くの?」
浅野「決めてないな。結衣は、どこ行きたい?」
結衣「金閣寺でも見に行く?」
浅野「行くぞ。」
微かに手が触れた瞬間に手を繋いで指を絡める。
結衣「学秀くんは、やっぱり強引派だよね。」
浅野「強引じゃなきゃ男は務まらない。結衣だって僕が強引の方がいいだろう。」
結衣「うん。私は、学秀くんが大好きだから。」
浅野「話がズレたな。まぁ僕も好きだが。僕は、愛してるって方が合っている。」
結衣「学秀くん。私も愛してる。」
私は、彼の肩に頭を乗っけて甘えた。
浅野「予定変更だ。二人きりになれるところに行くぞ。」
結衣「うん。私も二人きりになれるところに行きたいって思ってたところだよ。」
学秀くんに連れてこられた場所は、学秀くん達のA組からD組の泊まっているホテルだった。
学秀くんの部屋であるところに私を入れた。
結衣「学秀くん、ここ、一人なの?」
浅野「どうせ。一人余るんだ。それより。」
学秀くんは、私をベットに押し倒した。
なぜか部屋のカーテンは、閉めてある。
学秀くんは、私の靴を脱がして靴下を脱がした。
再び私の上に馬乗りすると何度もキスをしてきた。
結衣「学秀くん、苦しいよ。」
浅野「すまない。僕の欲望が抑えられないんだ。」
今度は、深いキスをしてきた。
学秀くんのせいで私が可笑しくなるじゃん。
私は、学秀くんのキスに答えた。
受け止めた。
結衣「可笑しくなったら嫌う?」
浅野「そんなわけが無い。むしろ、おかしくなってほしい。僕が可笑しくするから。」
なんて言って私の制服を脱がし始めた。
私も震える手で学秀くんの制服に手をかけた。