第2章 欲望
目が覚めると私は、なぜかカルマくんの腕の中にいた。
業「あ、起きた〜。寝坊助姫が。」
結衣「なんで?カルマくんが私を持ち上げてるの?」
業「浅野クンがさぁ。可愛くて愛しい寝顔の結衣を起こせないって言って烏間先生に押し付けてたんだよね。だから俺にバトンタッチって訳。で、今は旅館だよ。今、着いたとこ。」
渚「烏間先生に押しつけるのは予想外だったよ。」
結衣「カルマくん。ありがとう。ごめんね?カルマくん、手を洗った方がいいよ?私、汚いよ?」
業「ん?別に?浅野クンがこんな可愛い寝顔をいつも見てるとかズルい」
結衣「え?」
おろされて自分で歩いて女子部屋に移動した。
お風呂に入ろうってことになって女子風呂に行って服を脱いでいると視線が突き刺さった。
私は、その視線を辿るとカエデちゃんが私を睨んでいた。
結衣「カエデちゃん?どうしたの?」
茅野「別に!!」
なんか怒ってるっぽかったけど大丈夫かな?
その前に私、なんかしたかな?
岡野「安心して。結衣。茅野っちは、巨乳が嫌いなんだよ。」
結衣「私だって好きで巨乳じゃないもん。」
中村「結衣は、いいの持ってるよ。揉ませろ!」
結衣「嫌だ。」
中村「なんで?生徒会長さんに揉まれたんだろ。コイツ〜。」
入る前から疲れた気がした。
お風呂から上がって自販機でジュースを購入した。
椅子に座って飲んでいたら声が聞こえた。
業「結衣も飲みに来たの?」
結衣「新幹線から何も飲んでないからね?」
業「でもさ。なんで寝てたの?」
結衣「学秀くんも、席が足りないから自分で出てきたらしいんだ。私と30分くらい絡んでたけど眠くなっちゃったから学秀くんに抱えられていたって訳だよ。」
業「なにして絡んでたの?」
結衣「そ、それは…/////」
そんなこと言えないよ。
あんなことをトイレで繰り広げてたなんて!
業「言わないとビッチ先生みたいにキスするよ?」
結衣「カルマくん!いつあなたはキス魔になったの!?」
何とか回避して私は言わずに済みました。
明日の午後は、学秀くんと観光だ!
楽しまないとね!
せっかくの旅行で二人きりなんだから。