第1章 あなたが好き
次の日に学校へ行くと修学旅行の話題で持ち切りだった。
そして5時間目に班を決めることになった。
渚「カルマくん。同じ班にならない?」
業「ん?OK〜。」
杉野「おいおい大丈夫かよ。カルマ。旅先で喧嘩になって問題になったりしねえよな?」
業「平気平気。旅先での喧嘩はちゃんと目撃者の口も封じるし表沙汰にはならないよ。」
杉野「うぉい!やっぱりやめようぜ!アイツ誘うの!」
渚「ん〜。いろいろ気心知れてるし」
業「で?メンツは?渚くんと杉野と茅野ちゃんと。」
茅野「あ!奥田さんと結衣も誘った!」
業「7人班だからあと一人いるんじゃね?」
杉野「クラスのマドンナ!神崎さんでどうでしょう!」
神崎さんかぁ。
神崎さんは、真面目で可愛いし優しいから私は異議なしだな。
結衣「よろしくね!神崎さん!」
神崎「よろしくね。結衣ちゃん。」
そして私達は、下調べを始めた。
私は、試練がある。
午後には、学秀くんと一緒に観光だけどE組のみんなで尾行ということになっている。
そこで私の力が試されるけど普段通りで居ないと怪しまれるから普段通りでいよっと。
放課後に校門の前で待ってると学秀くんが来た。
結衣「今日は、私の家に来る?」
浅野「行くか。」
手を繋ぐのも毎日の日課になっているから慣れている。
私は、この時が幸せに満たされる。
家に入れて部屋に入れた。
結衣「汚くてごめんね?」
浅野「汚くない。」
学秀くんが写真縦を手に取った。
浅野「これは、誰だ?」
それは、私の小学6年のときに親友の一ノ瀬雄二君だった。
よく恋人と間違えられてからかわれていた思い出があった。
結衣「これはね、私の小学6年の時に撮った親友の一ノ瀬 雄二くん。小6は、一ノ瀬との恋人疑惑しかなかった気がする。間違えられたし。それ、彼と最後に撮った写真。彼、外国に引っ越ししちゃって何度泣いたっけ。」
浅野「そうか。でも僕は、結衣を泣かしたりはしない。」
そんな真っ直ぐな目で見つめないでよ。
照れるじゃんか。
結衣「私、学秀くんのことでは別れ話以外は泣かないよ?」
なんて言ったら抱き締められる。
なぜかそのままベットへ。
浅野「絶対に離さないから安心しろ。」
結衣「うん。信じてる。」