• テキストサイズ

【S×A】だから人生は素晴らしい

第3章 First Love






学校をサボって


暇つぶし寄った公園のベンチに座って、


おなか空いたから、
コンビニで買ったパンを開けた






ボンヤリとメロンパンを食べながら、


この後どうしようかな~なんて考える








わかってたけどね

想像通りのママの反応




私を見た途端に、
ヒステリックな声を上げた



世間体が心配なだけで、私になんか興味ないのわかってる



でも……


思いきってやったくせに




学校には行けなかったなんて……



結局私、何やってんだろ




中途半端


意味ないじゃん……















「あれぇ?」





間抜けな声に、後ろを振り返ると




キッカケになった彼が、そこにいた




相変わらずだらしない格好で
今日は、スーパーの袋を手にしてる




袋から覗いてる長ネギが、やっぱりアンバランスで、思わず吹き出してしまった




「なにー?
いきなり笑うってシツレイでしょ(笑)」




そう言いながらも、
目尻にシワを寄せて笑う顔はやっぱり可愛くって……



一気に気持ちが暖かくなる









「買い物?」

「そう。俺ね、メイドさんしてんの」

「メイド?なにそれ(笑)」




隣に座って、
ベンチに袋を置くと


何も言わず、ポケットから出した煙草に火を点けた











しばらく黙って
立ち昇る煙を見ていたけど、結局、痺れを切らして



私から話し始めた








「髪……変だって言うんでしょ」






自分でわかってるよ

金髪が似合ってないことくらい……








/ 212ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp