第3章 First Love
学校をサボって
暇つぶし寄った公園のベンチに座って、
おなか空いたから、
コンビニで買ったパンを開けた
ボンヤリとメロンパンをかじりながら、
この後どうしようかな~なんて考える
今日は、よく連んでる友達とも
やたら馴れ馴れしい男友達とも、会いたい気分じゃない
私の落としたパンくずに群がる鳩に
ちぎったパンを放った
必死に取り合う姿が、
なんだか可笑しくなって……
自分は食べずに、次々放る
すると、
突然、私に向かって誰かの声が響いて
ビクッとしながら、声の主に目線を合わせる
「おじょーさん♡
それ、俺にもちょうだい♡」
「……は?」
満面の笑みに、引き寄せられるように
思わず……
手にしてたパンを渡してしまってた