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【ヒロアカ】⚡︎【上鳴電気】

第5章 ホントのハナシ



翌朝目覚めると電気くんはもう出る準備をしていた

「あ、起こした?」

『ううん、大丈夫…早いね』

「今日学校だから、一回家帰って制服着てから出る」

そっか、高校生だったね
私服姿しか見たことないから、電気くんが本当に高校生なのかって実感はない

「今日学校終わったらすぐ帰ってくるから、待っててな?」
チュッとおでこにキスされる

『うん、いってらっしゃーい』

ベッドから起き上がらずに手だけ振って見送る
ガチャンと重いドアの音がして電気くんは出ていった

『う、腰いたいなー』
でもハローワークに行かなくてはいけない
とりあえず失業手当の更新と…再就職先もさがしたい

ずっとブライダル業界でやってきた
サービス業は楽しいけど、如何せん忙しすぎるのが問題
次は事務とか…OLとかがいいなぁ

電気くんはヒーロー科とか言ってたなぁ…
でも雄英高校ってのは無いな
だってあそこは、毎年倍率300とかって言うし
オールマイトとかベストジーニストの出身校だったはずだ
もちろん超天才の集まる偏差値79
その上ヒーロー科は個性にも恵まれてないといけない

雄英高校ヒーロー科って言うのは
今どきの高校生ジョークだろうな

そういえば雄英体育祭、今年は仕事で中継見れなかったなー
テレビ買ったら見よ


布団に潜ってそんなことを考える

ダメだーこのままじゃ寝てしまう


無理やり起きて、シャワーを浴びる
熱めのお湯を頭からかぶると目が覚めてきた

化粧をして、ホテルを出て
出勤する人波に紛れて目的地に向かった

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