第6章 体育祭
《第11試合!!攻撃も防御もお手の物!!闇の支配者、常闇踏影!!
VS!可愛い見た目に反して結構攻める!!メロメロ少女、甘風マナ!!》
常「勝たせてもらう」
『私だって!』
《スタート!》
開始早々に常闇くんは黒影を繰り出し、攻撃をしかけてくる
私はそれをひょいひょい、と飛び跳ねては避けていく。
常「さすが、すばやい!」
『でしょ!』
遠距離ではおそらく彼に叶わない。そう思ったため私は一気に彼との間合いをつめる。常闇くんの弱点は、間合いに入られたときの対処法を身につけてないことだ。黒影くんにばかり任せているから、彼自身を攻撃するのが一番だ!
しかし、そう簡単にうまくいく相手でもない
『ッ!』
黒影くんが、私に攻撃をしようとするのがわかって辛うじて右側に避ける。ギリギリだったらしく、肩に彼の攻撃が当たった。
『やっぱり…攻撃が重いね』
「甘風こそ、どこでそんな体術の腕を磨いたんだ」
私も常闇くんもお互いを称え、そして笑う
『これで、決める!』
私はまた彼に近づく
常闇くんも構えて、お互いこれで終わらせるつもりでいるとわかる。
私は、勢いよく足を上に振り上げた
そして
ガンッ!!
地面に思い切り振り落とす
すると
がガガガ!!という音を立てて、地面からとがった石が盛り上がって、常闇くんに迫っていく。
常闇くんは思いもよらない事態に戸惑っているのか、何もできずにそのまま石山に押し出され…
ミ「常闇くん場外!!甘風さんの勝利!!」
ミッドナイト先生が私の勝ちを告げる
その声にホッとするのと嬉しいのとで気が緩んだ。そして、場外に出た常闇くんのもとへ行って声をかける。
『楽しかったよ、ありがとう』
常「ああ、次は勝つぞ」
そうして私も第3回戦に出場することが決まった
これで、トップ4
次の相手は…切島くんか、爆豪くんだ