第6章 体育祭
『じゃあ私、第五試合だから行くね』
よいしょと立ち上がって自分の頬を叩く。気合いは十分だ。隣で座って見ていた爆豪くんは、そんな私の様子を横目に呟いた。
爆「俺に負けるまでに負けたらぶっ殺す」
爆豪くんらしい激励だ。一応応援してくれてるんだなあって思うと嬉しくなって顔が綻んだ。
『ふふ、大丈夫、負けない』
麗「マナちゃんファイト~!青山くんなんかぶっとばせ!」
耳「そーそ!応援してるよ」
八「がんばってくださいね!」
芦「がんば!」
女性陣からもたくさんの応援をもらって私はパワー全開だ!みんなに向かってVサインをして、私は宣言した。
『絶対勝ってくる!』
みんなからのエールを受けたことで、私は勇気と自信をつける。大丈夫、策はあるし、イメトレもばっちりだ。
そうして私はみんなに見送られながら控え室に向かった。