第6章 体育祭
《立て続けに行くぜ第5試合!腰にベルトがあっても変身しねーぞ!ヒーロー科青山優雅!》
すっごい余裕そうだけど、絶対勝つから!
《VS!どんな男もイチコロ!!もう可愛すぎ!メロメロ少女甘風マナ!》
そ、そんなことないんですけどね…とにかく恥ずかしいし、先生もっとかっこよく紹介してください!と、心の中で訴えておく。
峰「青山やっちまえ!格闘ゲームみたいに服が破れる感じで倒せ~!」
耳「クソかよ」
格闘ゲームでやられるのは私じゃないよ
緑「青山くんと甘風さんの対戦…2人の個性から考えると青山くんは遠距離からのレーザー攻撃を主体にしてくるはず。
甘風さんも銃や弓で、どちらかというと遠距離型…おたがいの攻撃のチャンスをいかに見つけるかがポイントだね」
青「先手必勝!」
『どっちが?』
私はすばやく青山くんの後ろにまわる。彼はビームの方を向くため、前方に注意が行きがちだから後ろにまわるのが最善!!
私はいっきに蹴りをいれた。
ピキ
青山くんのお腹が石化する。さらに眠らせることで彼はもう戦えないだろう。私は彼が気持ちよさそうに眠るのを確認し、笑みを浮かべた。
《瞬殺~~!!おいおい可愛い見た目の割にかなりパワフルだな!》
ミ「青山くん行動不能!甘風さんの勝利!」
『ふう……石化はごめん、トーナメント終わったらとくね』