第5章 emergency
オ「ヴィランよ こんな言葉を知ってるか!?
更に向こうへ!PlusUltra!!!!」
オールマイト先生の一撃はあの怪物をも圧倒した。超再生が個性であるのであれば、再生が追いつかないほどのスピードで攻撃してしまおうだなんて、あまりにもでたらめな力だ。その光景を見ていたみんなも息を呑み、目を輝かせていた。
切「コミックかよ…。ショック吸収をないことにしちまった」
爆「究極の脳筋だぜ」
切「でたらめな力だ…再生も間に合わねぇほどのラッシュってことか」
すごい…これが、プロ。ナンバーワンヒーロー オールマイト!まさに平和の象徴だ。彼がいれば、世界が悪に呑まれることはないだろう。
オ「やはり衰えた。全盛期なら5発も撃てば十分だったろうに…
300発以上も撃ってしまった。さてとヴィラン。お互い早めに決着つけたいね」
「チートが!」
焦ったように敵が叫ぶ。さすがにあの敵が倒されるのは計算外だったようだ。これまでずっと余裕そうにしていた彼から急に焦りと困惑が見え始めた。
死「全然弱ってないじゃないか。あいつ俺に嘘を教えたのか?」
オ「来ないのかな?
クリアとかなんとか言ってたが…できるものならしてみろよ」
轟「さすがだ。俺たちの出る幕はねぇみたいだな」
切「緑谷!ここは退いた方がいいぜもう。かえって人質とかにされたらやべぇし!」
生徒たちもオールマイトの強さを見て、邪魔になるからと退きはじめる。
オ「さあどうした!?」
黒「落ち着いてください。よく見れば脳無に受けたダメージは確実に表れている。まだ使える手下も残っています。
あと数分もしないうちに増援が来てしまうでしょうがあなたと私で連携すればまだやれるチャンスは十分にあるかと」
死「うん…そうだな…そうだ…やるっきゃないぜ
目の前にラスボスがいるんだもの」
切「主犯格はオールマイトがなんとかしてくれる。俺たちは他の連中を助けに行こうぜ!」
他の連中って…電気!!電気がここにいない!
ってことは、まだあの中に…?最悪の出来事が、頭をよぎる。
そんなときだ
オ「来たか」
オールマイトが、微笑んだ。
そして
飯「ごめんよみんな。遅くなったね。すぐ動ける者をかき集めてきた。1-Aクラス委員長飯田天哉!ただいま戻りました!」