• テキストサイズ

メロメロ少女【ヒロアカ】

第5章 emergency


黒「はじめまして。我々は敵連合。僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは、平和の象徴"オールマイト"に息絶えていただきたいと思ってのことでして」

私が昔の記憶を辿っている間に目の前に現れたのは、黒いモヤの男。丁寧な口調が、逆に恐怖を煽る。

黒「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず。ですが何か変更があったのでしょうか?

まあそれとは関係なく私の役目はこれ____」

その言葉の途中で、なんと切島くんと爆豪くんが敵の前に出て行ってしまった。

切「その前に俺たちにやられることは考えなかったのか!?」

攻撃をしかける、が敵は難なく彼らの攻撃をかわしてしまう。そして何でもないように話を続ける。

黒「…危ない危ない。生徒といえど優秀な金の卵」

ス「ダメだ!どきなさい二人とも!」

黒「私の役目はあなたたちを散らしてなぶり殺す!」

黒いモヤがそう言った瞬間、まわりがモヤで覆われる。
このままではモヤにとりこまれる。1人でいちゃダメだ…!散らしてなぶり殺すと言ったのだ、みんなをばらけさせることが目的なら、少しでも固まっていた方がいい!だれか、近くにいないの…!?見えない中で必死に誰かを探すが、見つけられない。そんな時だった。

グイッ

突然、誰かに腕を引っ張られた。目を開けると…

『あっ…爆豪、くん?』

爆「ボーっとしてんなよ、クソが」

切「甘風!よかったぜ、1人になってなくて…!」

腕を引っ張ってくれたのは爆豪くんだったらしい。そして、彼の側にいた切島くんも一緒だ。よかった、とりあえず1人にならずにすんだらしい。と、一瞬安心したが、辺りを見渡してそう安心できる状況ではないことを理解した。

『敵、いっぱいだね』

爆「ケッ、こんなんヨユーだわ」

切「おう!甘風も、大丈夫だよな?なんかあったらすぐ叫べよ!」

『大丈夫!対人なら、まかせて!』

切「ははっ頼もしいな!」

大丈夫、私はもうあのときのような何もできない子じゃない。ちゃんと、戦える!絶対に足手まといになんて、ならない!
/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp