第5章 emergency
切「攻撃手段少ねぇヤツが心配だ。それに俺らが先走ったせいで13号先生が後手に回った
先生があのモヤ吸っちまえばこんなことになっていなかったんだ。男として責任取らなきゃ!」
爆「行きてぇんなら一人で行け。俺はあのワープゲートぶっ殺す」
切「はあ!?この期に及んでそんなガキみてぇな…それにあいつの攻撃は…」
『なにか手があるの…?』
爆「うっせぇ!あのゲート野郎は敵の出入り口だぞ。いざってとき逃げ出せねぇよう元を締めとくんだよ」
そのとき、見えない敵が爆豪くんに攻撃をしかける…が、彼はなんなくそれを倒した
爆「俺らにあてられたのがこんな三下なら大概大丈夫だろ」
切「つかそんな冷静な感じだったっけおめぇ?もっとこう…」
爆「俺はいつでも冷静だクソ髪野郎!」
切「ああそっちだ」
こんな状況なのに、どこか気の抜ける会話だ
切「ダチを信じる、男らしいぜ爆豪!乗ったよおめぇに!」
切島くんが爆豪くんの案に乗る
切「甘風はどうする?一人にしとくのはさすがにまずいし…」
『私…相澤先生のとこ行くよ』
爆「は?!バカかてめえは!!あんな中心いっても足手まといだ!!」
『私の個性、きっと使えるよ。まだみんなには見せてないけど…私、治癒もできる。きっと相澤先生……』
私の覚悟を決めた顔を見て、反対していた爆豪くんも切島くんも、何も言わなくなった。
切「…わかった、でも、無茶はすんなよ!?」
『うん、わかってる。2人もね』
爆「チッ!!怪我なんかしたらぶっ飛ばすぞ!!」
『それはやだなあ』
爆「だったら無傷で帰ってこいや!」
爆豪くんのわかりにくい優しさを受け取り、私はハートに乗って相澤先生の元へ向かった。