第1章 初日
相「担任の相澤消太だ。よろしくね」
芋虫みたいな寝袋姿でやってきた担任の先生…
なんか、可愛い…
と、思っていると、なんとグラウンドに集合と言われる
あれ?入学式は?と思ったのは私だけではないはず
その真意は
「「「個性把握テスト!?」」」
「入学式は!?ガイダンスは?!」
早速個性把握テストをするとのことだった。さすが雄英ヒーロー科、普通とはかけ離れた予想外のことがこんなに早く起こるなんて…
相「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ。雄英は自由な校風が売り文句、そしてそれは先生側もまたしかり」
悠長って…行事、大事だと思うけどなあ…
相「お前たちも中学の頃からやってるだろ?個性使用禁止の体力テスト___
国はいまだ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。ま…文部科学省の怠慢だな」
合理主義なようで、話し方も独特…さっき可愛いと思ったのが嘘のようだ。
そんな印象を持った
すると相澤先生が
相「実技入試成績のトップは爆豪だったな。中学のときソフトボール投げ何メートルだった?」
爆「67m」
相「じゃあ個性を使ってやってみろ。思い切りな」
爆豪くん?という…あの足を机にのせてた人に声をかけた
あの人見かけによらず一位なんだ。すっごく強そうだけど
「んじゃまあ、、、
死ねえええ!!」
…死ね?
ヒーロー目指す人の掛け声じゃないよね…そう思ったけど、相澤先生が見せた彼の記録はすごいものだった
相「まず自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
705.2m
まず、見たことない
それより、どうやって測ってるんだろう。センサーでもあるのかな?
「何これ面白そう!」
「個性思いっきり使えんだ。さすがヒーロー科!」
相「面白そう…か。ヒーローになるための3年間そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」
先生の低くなった声に嫌な予感…
それはまさに的中してしまう
相「よし、8種目トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう」
それに対しみんなが「理不尽すぎる!」と文句を言うなか放った先生の言葉
それで私たちはこの雄英の恐ろしさを知る
相「生徒の如何は俺たちの自由。ようこそ これが雄英高校ヒーロー科だ」