第4章 学級委員長!
みんなが手を挙げ、学級委員長をやりたいと言う。普通ならこんな面倒な役割やりたくないと思うはずなのに、さすがヒーローを目指す人たちの集まる場所だ。私は…向いてなさそうだし、遠慮しよう。
飯「静粛にしたまえ!多を牽引する責任重大な仕事だぞ!やりたい者がやれるものではないだろ。周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…民主主義にのっとり真のリーダーをみんなで決めるというのならこれは投票で決めるべき議案!」
「腕そびえ立ってるじゃねぇか!」
自分もやりたいだろうに、そんな提案をするなんて、すごく真面目だなあ…
飯「どうでしょうか?先生」
相「時間内に決めりゃなんでもいいよ」
飯「ありがとうございます!」
というわけで投票が始まる
すると
上「なあマナ、俺に入れてくれよ。お前別にやりたくねえだろ?」
飯「上鳴くん!そういう誘導はよくないぞ!」
案の定、電気が声をかけてきた。そこへ真面目な飯田くんの登場だ。席が前だからか、よりその注意が身にしみる。
『電気がそーやって言わなきゃ入れてあげてたのに』
上「なっ!?まじかよ…クソ、幼なじみなのに以心伝心できなかったか!」
『双子じゃないんだから…』
結局私は飯田くんに入れた。もちろん、彼の真面目さを感じてのことだ。きっと、責任もって勤めてくれると思う。
さて、投票の結果は___
緑「僕3票!?」
爆「なんでデクに!誰が!?」
瀬「まぁおめぇに入れるよか分かるけどな」
麗(爆豪君にバレたら怖いな~)
飯「お、俺に一票はいってる…!!」
切「自分じゃねえの?」
飯「俺は緑谷くんに…」
そういう真面目なところ、すごくいいと思う。私の一票でそんなに喜んでくれるのなら、入れてよかったと思える。飯田くんがなれなかったのは私も残念だけど、みんなの投票の結果3票を獲得した緑谷くんが委員長で副委員長が2票獲得した百ちゃんに決まった。