第12章 林間合宿
『!!焦凍くん、勝己くん!』
木々の中を駆け回ってはじめに見つけたのはこの2人のペアだった。そうだ、この2人が一番最後に出発したのだった。
轟「マナ!どうしてここに…」
『もう知ってるかもしれないけれど、敵がいるの!それで、治癒できるの私だけだから。とりあえずその人貸して。同時進行で勝己くんもやる!』
爆「ごほっ、くっそ…!」
私は二人の胸を触る
『ごめん、同時進行だと直接触らなきゃいけないから…』
爆「ちっ…はよしろ。敵が来るかもしんねえ」
勝己くんともう一人の子の服の中に手を入れ、少しずつ毒を消す
気絶してる子の顔色がよくなり、勝己くんの顔色も戻ってきた
『よし、つぎは焦凍くん』
私は次々と毒を抜いていく
こういうとき、治癒を身につけておいてよかったと感じる
轟「ありがとう、もう大丈夫だ…このガスも敵の仕業か。他のやつらが心配だが仕方ねえ。マナはどうする?」
『モモちゃんがもう少し先にいるはず…モモちゃんならガスマスク作ってると思うし、きっとみんな大丈夫だと思う。私は二人と行動するよ』
轟「わかった。とりあえずゴール地点を避けて施設に向かうぞ。ここは中間地点にいたラグドールに任せよう」
爆「指図してんじゃね…!?」
勝己くんが何かを発見した
彼が見たのは…
爆「おい俺らの前誰だった…!?」
「きれいだきれいだよ。ダメだ仕事だ。見惚れてたああいけない」
轟「常闇と…障子!」
「きれいな肉面。ああもう誘惑するなよ
仕事しなきゃ」
爆「交戦すんなだぁ…!?」
そのとき、マンダレイさんのテレパスが聞こえる
《敵の狙い一つ判明!生徒の"かっちゃん"それから甘風さん!!わかった!?かっちゃん!甘風さん!二人はなるべく戦闘は避けて!単独では動かないこと!》
私は、判断を誤ったのかもしれない…