第12章 林間合宿
「いらっしゃい焦凍、マナちゃん!」
『こんにちは!お加減いかがですか?』
「とってもいいわ。ありがとう。紅茶あるから、淹れるわね」
焦凍くんのお母さんはとても元気そうだ
あの日からたまにこうして来るけど、日に日に元気になっている
焦凍くんもそんな様子を見て嬉しそう…
轟「やけどすんなよ」
「大丈夫よ!」
親子の仲も良く、見ていて自然とえがおになる
「そういえば、今度林間合宿なのね。買い物は行ったの?」
轟「このあとマナといって来る」
「まあ!じゃあ初めてのデートね!」
『!で、デートだなんて…』
「男女でのお買い物ならデートよ!だから焦凍、今日すこし私服がいつもと違ったのね。かっこいいわよ」
轟「べ、別にそういうんじゃ…」
そういう焦凍くんは顔を赤くしている
でも、焦凍くんは私を好きって言ってくれたし、デートになるんだよね…今更ながら恥ずかしくなってきた
「ふふ、2人でお買い物楽しんでね」
そうして焦凍くんのお母さんのところを去り、買い物に向かう