第12章 林間合宿
尾「まあ何はともあれ全員で行けてよかったね」
飯「一週間の強化合宿か!」
緑「結構な大荷物になるね」
峰「暗視ゴーグル」
上「水着とか持ってねーや。色々買わねえとなあ」
透「あ、じゃあさ!明日休みだしテスト明けだし…ってことで、A組みんなで買い物行こうよ!」
上「おお良い!何気にそういうの初じゃね!!?」
透ちゃんが元気よく提案すると、みんなもおお!となって盛り上がる。たしかにクラスでどこかに行くということはしていなかった。もちろん個人個人では各々遊んでいるのだけれども。
切「おい爆豪おまえもこい!」
爆「行ってたまるかかったりぃ」
緑「轟くんも行かない?」
轟「休日は見舞いだ。マナも来るか?」
『じゃあお見舞い行って2人で帰りに行こうよ』
轟「わかった」
焦凍くんのお母さんとお茶の約束もしたことだし、せっかくなので彼に着いて行くことにした。クラスで買い物も魅力だけど、今はようやく変わり始めた焦凍くん親子を見守りたい……どこから目線なんだって感じだけど。それに、焦凍くん一人で買い物するのも寂しいかもしれないし!
峰「ノリが悪いよ空気読めやKYども!!」
麗「って、2人で?!」
『うん、前に病院でばったり会って…それから時々一緒にお見舞い行ってるんだ』
上「そのあと2人で買い物!?」
轟「必要なもん揃えなきゃなんねーし」
芦「ぶっちゃけこの2人怪しいよね!!なんか体育祭あたりから!ちゃっかり名前で呼んでるし!」
『怪しい…?』
轟「なんも悪いことは企んでねーぞ?」
耳「天然かよ!」
怪しいと言われても…
なにかしたっけ?
芦「付き合ってんじゃないの?ってことー!」