第10章 期末テスト
きっと、先生はあえて私たちの天敵のような相手を当ててきている
私だったらスナイプ先生…天敵というか、私のピストルの腕とスナイプ先生の腕の圧倒的な差だ
さらに素早さ。弓は強力だけど発動に時間がかかる。だから早い攻撃をしかけてくる相手には使えず、手数が減ることになる
無闇にうってはいけない…考えて行動しなきゃ、スナイプ先生には勝てない
そして私たちはそれぞれペアで別れる
作戦会議をたてるもの、他者の試験を見学するもの…
私たちは
『障子くん、透ちゃん、作戦会議しよ』
透「おっけー!」
障「ああ」
部屋で作戦会議をすることになった。三人いるため、きっとチームワークが重要。それなら、ちゃんと作戦をたてておかないといけない。
『障子くんは情報収集に長ける。力技も得意。透ちゃんはとにかく隠密行動だね』
透「うん!」
障「甘風は攻撃型か?」
『盾もできるよ』
障「先生は銃で撃ってくる。いざという時に頼れるな」
『あのね、私、ちょっと考えがあるの』
透「え、なになに?」
透「うん、いいと思う!」
障「それぞれが重要だな…」
『3人いることをメリットにもデメリットにも捉えられるけど…私はメリットにしたい。だから、協力してがんばろ!』
透「おおー!」