第3章 戦闘訓練
多分、相手は力技でくるはず。だって非力そうな2人だもの。それに体力テストで見た限り、2人とも近接戦が得意なタイプだ。間合いに入られると厄介かもしれない。それに対してわたしたちはとにかく手数が多いのがメリット。
とりあえず八百万さんと作戦会議だ。
「マナさんは何ができるんです?個性把握テストのときはハートに乗ってらっしゃいましたが…」
『わたしの個性はメロメロ。相手を魅了して、石化しちゃうの。他にもいろいろできるんだけど、メインはやっぱ石化かな』
八「石化ですか!?それは素晴らしいですわ!遠距離での戦闘は得意でして?」
彼女も遠距離戦を軸に作戦を考えていたらしい。やはり2人には近距離より遠距離の方が有利をとれると考えてのことだろう。
『私、近距離も遠距離も大丈夫。遠距離だとハートの弓矢で射て、当たった相手を石化できるよ。』
八「それなら私は核兵器を守る番人をしていますわ!逃げ回るヒーローの相手は任せても?」
『うん、いいよ!あ、八百万さんは創造だよね?罠とかはれる?』
八「はい!もちろんですわ。それと、トランシーバーも。2人で連絡をとりあいましょう」
『よし、じゃあそれでいこう!私たちは敵…守りきるより捕まえる方を重視でいこ!』
そうして私たちの戦闘訓練は始まる。