第10章 期末テスト
『お昼ご飯の時間だね。ご飯用意してあるから、食べてよ』
時計を見るともう12時を回ったところだ。電気は朝早くから来てるし、勝己くんもじろーくんも10時前から来ているため、だいぶ勉強も進んでいた。腹が減っては戦はできぬというし、休憩してエネルギーを蓄えておいた方がより便利も進むだろう。
切「なんか、何から何まで悪い」
『いいよ。久しぶりに友達家に呼んだから、なんだか嬉しくて…』
爆「手伝う」
『ありがとう。じゃあお皿出してくれる?そこの棚にちょっと大きいのあるから…』
そして電気も起こして4人でご飯を食べる。ご飯は麻婆豆腐だ。
前に勝己くんが辛いもの好きって言ってたから、ちょっと辛めのやつを作った。まあそれでも彼には物足りないだろうから香辛料とか諸々を彼の前に置いておく。すると案の定ドバッとそれらをかける。…舌大丈夫?
切「しかしよ、ほんとお前らって幼なじみなんだな」
上「?そうだけどなんでだ?」
切「なんつーか…ベッド使わせたり部屋に入りなれてたり…」
『ちっちゃい頃からよく来てるからだよ』
爆「高校生にもなってか」
上「ま、割と特別な方だとは思うぜ。幼なじみっていってもよ。まあ、こいつとはほんとなにもないし!一番気がおけるんだよ」
切「そんなもんか?」
『うん、泊まるっていうのも、みんなが思ってるような特別な意味は一切ないから…』
そんな会話をして休憩が終わり、また勉強を再開。電気はとにかく最低限のことを覚えさせるためにヤマをはった。じろーくんはわからないところを解消できたみたいだし、勝己くんは自分でほとんど解決した。いよいよテストはすぐそこ。
気合い入れていかなくちゃ!